10年超の火災保険が廃止になります。事実上の保険料値上げです。
長期の火災保険加入は今のうちかもしれません。
2015年秋以降、損害保険大手は火災保険の10年超の新規契約を停止する方針です。
近年多くなっている、自然災害により収支が悪化していることや、将来の収支予測が難しくなったことが背景にあるようです。
火災保険は、最長36年間までの契約が可能で、マイホームを購入した際、住宅ローンの返済期間に合わせて長期契約し、保険料を一括払いする方が多いです。
何故、長期の契約で一括払いをするかといえば、契約期間を長くするほど保険料が安くなるからです。
長期契約の保険料は、1年間の保険料に所定の長期係数を乗じて計算し、その長期係数は、契約期間が長くなるほど割安な保険料になる仕組みとなっています。
この仕組みが無くなると、最長でも10年毎に火災保険料の支払いが発生し、ライフシュミレーションに影響してくることになります。
住宅を建てる上での総予算とは、こういった項目の積み重ねの上に成り立っております。少しでも節制してゆきたいものですね。