2016年度の予算が確定しましたので、掲載します。

《政府は12月24日、2016年度予算案を閣議決定した。「東日本大震災の復興加速」に加え、激甚化する自然災害などに備える「安心・安全の確保」、「豊かで利便性の高い地域社会の実現」、「日本経済の再生」に重点を置いた。具体的には密集市街地対策や建築物の耐震化、省エネ化の促進に354億円、コンパクトシティの推進に136億円、空き家対策と中古・リフォーム市場活性化に277億円を計上したほか、長期優良住宅化リフォーム推進事業を拡充し三世代同居改修に50万円加算する制度の創設など、子育て・高齢者世帯の安心居住の確保に540億円を計上した。》

2016年01月06日 住宅産業新聞社

予算の内容からも、中古住宅市場の活性化を図ろうとしている事が、見て取れます。
従前からの空き家対策もそうですが、三世代同居改修など、将来の空き家を未然に防ぎ、高齢者対策を同時に行っていこうという考え方でしょう。
少しずつでも色々な事に予算を配分して、効果を検証し、より効果を見込めるものに予算を配分していくようにしないと、加速度的に空き家の問題、高齢者対策の問題、それに伴って出てくるであろう、幾つもの新しい問題が発生してくると思われます。
個人的には、三世代同居は改修でも建替えでも、もっと予算を増額してもらえれば良いのにな〜と感じております。