何故、住宅の営業マンは劣化しているのか?
by
motom on
10月 4, 2014 •
10:34 PM
住宅の営業マンは、住まいづくりにとって、最も重要な人物です。
ただし、現在においては、多数の住宅営業マンは、住宅セールスマン化しています。
これは、住宅産業界の、売り上げ重視の体質が原因のひとつです。
私が知る、住宅の営業マンは、自ら施主と間取りの打合せをし、施主の納得する間取りを自ら書き上げ、半端な設計士よりはとても素敵な間取りを創り出し、全てのベースを決めて、施主の不安が無くなってから、次のスタッフに引き継いでゆくのが一連の流れでした。ベテランの住宅営業マンが、スーパマンに見えたものです。
現在は、ひたすら金額と建物のスペックを訴求して、契約が完了すれば、又、新しいお客様の契約に向けて仕事を進めます。車を売っているのと、そう変わらない感覚の営業マンもいるかもしれません。(チョット、言い過ぎですかね。(笑))
これでは、お客様への愛着も、お客様の住まいづくりを良いものにしようという考え方もできません。つらい仕事をお金儲けのためにだけ、続けることになってしまいます。
このような営業マンに、住宅展示場でお客様は接客され、その初対面の方が担当営業になるわけです。
住宅展示場での住宅営業マンとの出会いは、博打のようなものだといわれるのが、このような理由からきています。
このような住宅営業マンが多くなってきている中、本当にお客様のことを第一に考えて仕事をしている方もいらっしゃいます。その営業マンを、相談主さまの担当にするのも、当相談室の重要な仕事のひとつと考えております。