これからの不動産売買に一石を投じそうな記事が出ましたので掲載します。

《ヤフーは22日、大手不動産会社で組織する不動産流通経営協会(FRK)がヤフーのサイトへの不動産物件情報の提供を12月に停止することを明らかにした。ヤフーはソニー不動産(東京・中央)と組み消費者同士が中古住宅を売買できるサイトを立ち上げる予定。FRKはサイトの中立性を疑問視して、ヤフーへの情報提供を打ち切る。
ヤフーとソニー不動産は7月、不動産分野で資本・業務提携すると発表した。年内にも消費者が不動産の売却価格を決め業者を介さず売買できるサイトを開設する予定。ヤフーは従来から不動産情報サイト「ヤフー不動産」で約13万件の情報を掲載している。》

2015/10/23 日本経済新聞 電子版

要はヤフーオークションのように、個人で自由に値段を付けて売買し、不動産の活性化につなげたいという考え方とも読み取れますし、
個人売買の仲立ちをする事により、仲介手数料を取得して行こうという考え方とも思われます。
従前の仲介手数料だと、ユーザーに新しいメリットは出てきませんから、システム手数料みたいな形で、安く設定しているのかもしれません。
ただし、不動産の場合は、重要事項説明でその土地に関わる諸々の事を説明しなければいけません。
それは登記の内容だったり、ライフラインの話だったり、法規制の話だったり、不動産業の方が調べないと判らないような内容の物もかなりあるはずです。
業者を介さないことによる、諸所の問題も出てくると思われます。
個人売買とは言え、重要なことを無視して進めて、後々揉める訳にもいけません。
どのような流れでシステム化していくのか、詳細が判れば、また自分なりの意見を記載させていただきます。