以前、記載させていただきました、『中古住宅を購入するにあたり、購入者にもっと情報を提供して、購入しやすくしようという動きが、宅建業法の一部改正という形になりそうです。』が成立する見込みになりましたのでご報告になります。

《インスペクション(建物診断・検査)に関する説明の義務化などを盛り込んだ宅地建物取引業法の一部を改正する改正案が4月28日、衆議院本会議で可決された。法案は今後、参議院に送られる。6月1日まで開かれる通常国会で成立する見込み。》

2016年4月28日 住宅新報

以前も書きましたが、この事により、比較的築年数が浅い建物でも、不安だから建替えてしまおうという動きが減ってきて、建物の価値が上がってくる事も考えられます。
大手ハウスメーカーが取り組んでいる、スムストックという動きも、自社の建物に対して、独自の査定根拠を持ち、その根拠を購入者に示すことにより、安心いただくとともに、
他の住宅との差別化をしていこうという動きです。
消費者の為になると思われる制度は、うまく根付いてほしいものです。

前回記事『インスペクション、媒介・重説・契約で新条項 事業者のあっせんも 宅建業法の一部改正案』